7/22/2011

はじめての輪行,MTBで。携行工具とか

大崎出張 / 輪行 / ツーリング はとても楽しい旅でした。
趣味で自転車(スポーツバイク)に乗っていて,旅行が嫌いじゃなければ是非時間を作ってチャレンジしてみて下さい。

今回のはじめての輪行では
往路
JR黒崎駅 から JR安芸津駅まで(小倉-広島間は山陽新幹線)
復路
JR呉駅 から JR黒崎駅まで(広島-小倉間は山陽新幹線)
を輪行しました。
その間に大崎上島一周と安芸津港・呉駅間をツーリングしました。

新幹線の中はかなり狭く,自転車を持ち込むのは大変です。
はっきり言ってデッキ部分のドアの前しか空間がありません。
それも2台が限界でしょう。
もちろん座れませんし,ドアが開くたびに自転車ごと一旦降車して,また最後に乗車するということを繰り返します。

本来新幹線のような狭い車内には持ち込まないほうがいいんでしょうけど,禁止されているわけではありませんので他の利用客の迷惑にならないように輪行しました。

余談ですがここで非常に気になるのがデッキ部分に設けられた【喫煙スペース】です。
代わりに大型荷物用のカーゴスペースを設置してもらいたいと思っているは私だけではないでしょう。
非喫煙者にとっては喫煙者が通路を横切るだけでその臭いで非常に嫌な気分になります。
全席禁煙を謳っていても非喫煙者に対する心遣いはまだまだですね。

閑話休題

それはさておき,輪行は敷居か高く思われがちですが,それでもやってみないことには始まりません。
しかしやはり相応の知識とスキルは必要です。
では何が必要なのでしょうか?

輪行袋…必須ですよね。コンパクトにまとめるなら前・後とも車輪を外すタイプがいいでしょう。
しかし後輪を外すのはそれなりの覚悟が必要です。
具体的には外した後に剥き出しになるリアディレイラーとリアエンドの処理でしょうか。
専用の保護具が販売されていますが荷物が増えるのは避けたい。
それに分解・組み立ては少ないほどトラブルも少なくなるのも確かです。
ですから私は TIOGA COCOON を選びました。
新型ならボトルケージに収まりますし,重量は300g未満。
使用方法はこちら

工具も必須ですね。
ちなみに, TIOGA COCOON 使用でペダルを外さないなら工具は使いません。
ですが旅先で考えられるトラブルに適切に対応できるだけの物を携行する必要があります。
参考までに今回私が携行した工具と備品を紹介します。

レザーマン。頼れる工具です
LEATHERMAN Charge TTi と ビットセット。
ビットセットは吟味すれば半分以下に減らせると思うけど,全部持っても重量増はわずかなので全部持ち。
一番重要なのはプライヤ機能。挟んだ所に傷が付くのは避けられないけど,立ち往生するよりはマシ。
緩んだナットを締め付けるために活躍しました。

自転車専用ではないけれど,想定外のトラブルで役に立ってくれると思って携行しました。
近所のチョイ乗りには不要です。
 
予備チューブとか
予備のチューブは必須です。考えられるトラブルの中で最も発生しそうでしかもクリティカルなパンク。
素早く直して不安を抱えないためにはチューブを交換してしまうのが一番です。交換したチューブはあとでゆっくり修理して旅行中に新品を入手するまで予備として携行します。

ミッシングリンクはまさかのチェーン切れ用。左上の LEZYNE はチェーンツール付き。
LEZYNE は自転車用の携帯ツールなので各種調整用に使用できます。
特に 5/6/8mm のヘキサレンチやトルクスレンチはブレーキやディレイラーの調整に活躍します。その気があればペダルも外せます。
パンク修理の基本セット

携帯型ポンプ,紙やすりと穴の開いたチューブに貼るパッチ。
タイヤレバー3本,CO2ボンベと専用インフレータ。
すべてパンク修理用で,空気圧調整とチューブ交換時にちょっと膨らますためにポンプを使用し,チューブ交換後は CO2 で一気に充填。

小さなコネクティングピンはチェーンを繋ぐ時のもの。

基本的に全て monkii wedge に入れてます。

色々考えるとアレもコレも沢山携行することになってしまいますので,事前によくシミュレーションして自分のスキルに合った範囲でなるべく軽く,嵩張らないようにするのがコツでしょう。
またそのためのツールを吟味して準備するのは楽しいひと時でもあります。

そしてそのツール類を使用してリペアや調整をするスキル。
最低限チューブ交換とブレーキ,ディレイラー関係の調整は出来ないとソロツーリングは難しいでしょう。

あとは事前にルート上の自転車屋さんを確認しておくのも大事です。
最近は携帯電話で簡単に調べられますけど。
ただ,自転車屋さんが見つかっても自分の自転車に合った部品が都合よく手に入ることは稀なのでチューブやコネクティングピンは必要だと思います。

志し半ばでも諦める決断力。
もしかしたらこれが一番大事で難しいかもしれません。
意地で目的地までたどり着いても身体をこわしては本末転倒です。
時には自走を諦めて素直に公共機関を利用するほうがいい結果につながります。

もし可能なら,同行してくれるツーリング仲間。

トラブルにもずっと柔軟に対応できますし,ただ目的地を目指して走るより,途中で寄り道して美味しい物を食べたり観光施設を利用したり,一人よりも楽しいことは想像に難くないでしょう。

なんて色々書きましたが,私は今回の北九州から広島までの輪行・ソロツーリングがはじめてですから。
先ずは一歩踏み出すことですね。
とても楽しくて病み付きになること請け合いですヨ。

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