3/31/2010

XBOX360 JTAGhack まずは半田付け

本体の改造はすべて自己責任です。
自分で試した Xenon 基板 LPT 経由の NAND Dump 以外のことは確認できません。
こちらで確認できることであれば,助力を惜しまないつもりですが,半田など個人のスキルは各々習得しない限り解決できません。
時には諦めるという事も必要です。

格安で手に入れた XBOX360 ですけれど,今のところ問題なく正常動作しています。
そろそろ JTAGhack してみたいと思います。

先ずは JTAGhack 可能な個体なのかということですけれど,Web で検索した結果最低限

ダッシュボードのバージョンが 2.0.7xxx.0まで
2009年6月18日より以前に製造されたもの

の二つの条件を満たしている必要があります。
その上で,修理歴が無い とか NAND Dump して CB値が云々…
といった細かい条件がありますが, ダッシュボードのバージョンと,製造年月日が十分古ければ可能と判断します。











ダッシュボードのバージョンは 2.0.5787.0
十分です。このタイプのダッシュボード,久しぶりに見ました。懐かしいです。










製造年月日は 2006-10-07
古いですね。

DVD のベゼルが白で 12V = 16.5A ですから最初期のコアシステムですね。
基板は Xenon と断定。一度 RRoD を発症してますし,分解歴も無いようなので間違いないと思います。

次に,NAND Dump です。本体を開けて基板に直接 リード線やダイオード等を半田付けします。
パラレルポート(以後 LPT)と USB のどちらを経由するかで機材が変わります。
それぞれの特徴は

USB : 転送速度が速いがコストがかかる
LPT : 安価だが転送に時間がかかる

一回の NAND Dump にかかる時間は USB : 約7分, LPT : 約45分
材料費は USB :5,000円~7,000円 LPT : 1,000円前後
複数台続けて Dump するわけではないので,安価な LPT 経由にしました。
NAND Dump 中の 45分は放置して他の事をすればいいんです。

実際に揃えた材料は
スイッチングダイオード 1N4148 3本+予備
カーボン抵抗 100オーム 5本+予備
Dサブ 25ピンコネクタ 1個
リード線

これに半田ゴテやフラックス,半田,半田吸い取り器,吸い取り線,ニッパ,ペンチなど通常の電子工作に必要な道具は一通りそろえます。

どうせ半田付けするなら JTAG 配線も一緒にしてしまいましょう。

いざ結線

SPI 結線位置と Xenon基板以外の JTAG 結線位置
http://img2.imageshack.us/img2/7708/spijtagdiagram.png
Xenonの JTAG 結線位置
http://i.imgur.com/Fdjmi.png
画像は直リンク。

ダイオードは基板に直付け。
LPT の配線は長さを揃え,且つできるだけ短かく。
フラックスを使って確実な半田付け。
XBOX360 基板側に二つある GND はどちらかひとつを Dサブコネクタ 18ピンの GND と結線し,もう一方の GND は結線しない。
Dサブコネクタ側を先に完成させておくと作業が楽です。
半田付け作業になれていれば簡単です。小一時間で終了するでしょう。

作業がひと段落したら,今度は PC 側です。

BIOS 設定で PCのパラレルポートを SPP モードにします。
ってところで気づきました。
この PC にはパラレルポートが無い…最近の PC にはパラレルポートが無いので気をつけましょう。

気を取り直してサブ機の IBM ThinkPad で実行。
しかし,パラレルポートの設定には SPP モード設定が無く,他の設定をすべて試しましたがダメでした。
仕方ないのでもう一台のサブ機で試します。
今度は難なく成功。

とりあえず今回はここまで。
NAND Dump の方法は次回

3/24/2010

XBOX360 RRoD 修理

XBOX360 良いハードです。
PS3 + torne は地デジレコーダとしてしか使用してませんけれど,XBOX360 は良いです。
体に合います。俗に言う次世代機(死語)はドライブゲームするために買ってるようなものですけれど,FORZA3 のおかげでグランツーリスモを切り捨てることができました。

べつに 2台目が必要だった訳ではありませんけれど,最近 HDD を 250GB に替えまして,60GB が余ってしまいましたので冗談半分で RRoD 発症済みのジャンク品を 1,500円で買いました。

RRoD って自力で直せるらしいと聞いてはじっとしていられません。
まずは電源投入。



















紛うこと無き RRoD。お初にお目にかかります。
とにかく分解します。
詳しくは他のサイトにお任せしますが,使用した道具以下の通り。

精密ドライバー (-) 2mm,3mm
ドライバー (+) No.2
トルクスレンチ T8,T10
M5×10mm ネジ 8本
M5 ワッシャ(厚み 0.8mm) 24枚
シルバーグリース Arctic Silver 5


背面の爪は精密ドライバーの 2mmや 3mmを使いました。
抉らずに一つ一つまっすぐ確実に押し込むのがコツです。
一通り分解したら,基板の裏の 『X』 の形をした金具 2個をマイナスドライバーではずします。
四隅がネジの溝に引っかかるように固定されていますが,対角ではなく,お隣同士のどれか二つをはずせばかんたんに取れます。

ヒートシンクをはずし,グリースを丁寧にふき取って,新しいシルバーグリースを塗布した後,ヒートシンクを RRoD 対策として M5 のネジにクリアランス調整のためにワッシャをかまして仮留めします。
ワッシャは,基板の表(ヒートシンク)側 2枚,裏 1枚にしました。表はヒートシンクの隙間で動かないように枚数を調整し,裏はM5ネジの頭が金属ケースにピッタリになるよう調整しました。

冷却ファンやダクトは外したまま,電源ケーブルと AVケーブルだけ接続し,およそ 3分間通電します。


LED 赤 3個点滅で RRoD のままでもとりあえず 3分で電源を切ります。
そのまましばらく自然冷却し,再び電源投入。











こんな感じで。
2~3回同じことを繰り返します。
写真のように 赤 LED が点かなくなれば完了。
ヒートシンクを増し締めしてきちんと固定し,逆の手順で組み立てれば終了です。

しばらくこのまま使用して問題なければ次は JTAGhack に挑戦します。

3/23/2010

ホワイトデー

今年の 3月14日は休日出勤で作れなかったので,一週遅らせて 21日と23日の二日間,ロールケーキを作りました。

準備から片づけまで,大体3時間くらいかかるので,昼食後すぐに取り掛かって一日二つ作ります。
幸い(?)バレンタインデーには縁遠いので,毎年手作りのお菓子でお返しできる個数です。

ちなみに去年はクグロフ,一昨年はクッキー,その前はリンゴのロールケーキその前は…忘れました。
今年は ピーチハニーヨーグルトロールです。

材料は
卵・上白糖・薄力粉・無塩バター・蜂蜜・白桃・コーンスターチ・ヨーグルト・生クリーム・クレームドペッシュ等です

あらかじめ篩っておいた粉類をよーくあわ立てた卵白に混ぜて180度のオーブンで15分ほど焼き,最後に生クリームと白桃を巻けば完成です。
実時間はひとつあたり約40分。











完成するとこんな感じです。
細く巻けませんでした。

要練習,ですな。