6/29/2012

VIVA きづきベル KIZUKI Bell

きづきベル
私は自転車にベルは不要と思っています。
確か道路交通法で装着するようになっていたと思いますが,実際鳴らす機会ってありませんよね。

基本的に車道を走るものですし,車相手に鳴らしても聞こえませんし,聞こえても無視されます(歩行者にも無視されますケド)。
車道が通行困難で歩道を走る場合も,前を歩く歩行者に気づけと言わんばかりに鳴らすのは,失礼だと思うのです。

そもそも歩道は歩行者優先ですから,狭くて歩行者の安全確保が困難なら自転車は押して通行するべきですし,自転車通行可でも歩行者に対して圧倒的に強者である自転車は,道を譲ってこそすれ譲ってもらおうなんておこがましいにも程があるってもんです。

確かに自転車はとても静かな乗り物で,歩行者になかなか気づいてもらえません。
歩行者を驚かさず,不快にさせずに追い越すにはどうすればいいのでしょうか?

答えは簡単。
「すみません,自転車が通ります」
って一声かければいいんです。
歩道いっぱいに広がって闊歩する歩行者にも,車道を歩いている歩行者相手にもこの一声で OK

もちろん,速度をギリギリまで落として大声を出さなくても聞こえ,且つ驚かさない程度には距離をとって。

歩道に座り込んだり立ち話してたり,明らかに通行の妨げになるようなその他色々なシチュエイションの場合は自転車を一度止めて。

後ろからベルを鳴らすよりよほどスマートだと思うのは私だけでしょうか?
鳴らしちゃいけないとは言いませんけれど,人によってはクラクションとか自転車のベルって癪に触るんですよ。
自動車なんて危険なとき以外鳴らしてはいけない事になってますしね。
無用なトラブルを避けるためにも声かけは必要だと思うのです。

こう考えていくと,私にはベルは不要という結論が導きだされるわけです。
いや,購入時についているものをはずしなさいというつもりは全くございません。
けれど付いてない自転車に買ってまでつける気はしません。

しかし,今年初めてエントリーした”サイクル ツアー 北九州”のレギュレーションで装着が義務付けられていたんですよこれが。
公道を走る大会ですから,道交法のからみで義務付ける必要があるのはわかります。
一台一台車検するとは思えませんが,やはりエントリーフィーを払って参加する以上,ベルひとつで出場停止は避けたい。
普段絶対に使わないとしても。

んで,小さいのとか軽いのとか探している時に見つけたのがこちら。

ライトとサイコンの間に装着
『ビバ きづきベル』
です。

ご覧の通り カウベル なんですが,これならぶら下げておくだけで段差などで自動的に自転車がいることをアピールしてくれます。

カラーは11色
ブラウン・オリーブ・スカイブルー・マリンブルー・パープル・ブラック・ホワイト・イエロー・オレンジ・レッド・シルバー。
これだけあれば大抵の好みに合うでしょう。

ブラウン
ベルト部分はコットンバーテープだそうで手触りはよいです。
ベルト幅 約10mm,これが付かない自転車は無いと思います。
ベルト長はスナップボタンで三段階に調節可。

音色はちょっと低めの「チリン」って感じで音量は小さめ。
喫茶店の来客ベルに近いかな。
これなら近くで聞こえても驚かないしカチンとくる事も無いでしょう。

値段は高級素材を使ってない自転車用ベルにしてはちょっと高めで 850円程度。
全く使用しない普通のベルをお金出して買うよりは良いんじゃないでしょうか。

早速装着して 50km 程走ってみました。

平坦な舗装路を走っているとほとんど鳴りません。
路面の凹凸通過時やシグナルスタート時,上り坂など車体が大きく揺れる時には鳴ります。
ですから基本的に「声かけ」必須。

意図せず鳴って気づいてもらえれば良し。
気づいてもらえなければ前述のように「すみません」の一声。
自転車に限らず,意思の疎通の第一歩は声です。
恥ずかしがらずに声出しません?

6/22/2012

SPECIALIZED FSR(1999) フレーム交換

ついに…この日がやってきました。
1999年モデルの SPECIALIZED FSR で最後に残っていたパーツ,フレームを交換しました。

製造年からすると,綺麗な完成車を 9年落ちの中古で購入し純正のディスクブレーキマウントでディスクブレーキ化したり,クランクをシマノのホローテック互換品に交換したりして,なかなかの仕上がりでした。

初めて輪行したのもこのバイクですし,安芸津港から呉までとか大崎上島一周とか50kmを超えるツーリングに初めて出かけたのもこのバイクです。
かなり思い入れがあります。

でも 164cmのチビっ子には Mサイズ はちょっと大きかったのです。
走っていて大きいと感じることはありませんが停車中,片足のつま先がやっと届く程度。
特に不満はありませんでしたが,運良く Sサイズのフレームを安く購入することができたので交換となりました。

SPECIALIZED FSR(1999)
走行距離 1,131km

FSR 1999
発売当時の面影はその独特のフレーム以外にありません。
そのうちリアサスを交換しようと思っていましたが,取り付けてある場所の周辺がかなりタイトで,なかなか装着可能なサスペンションが見つかりませんでした。

FSR SX(2003)
そして今回購入した SPECIALIZED FSR SX(2003)
チラ見ではほとんど変わらないデザイン。
カラーが若干黒寄りになった他はフレームの造りが新しくなったかな? という位です。
重量は400g程増えました。

走行してみると新しいだけあって全体的にしっかりしていてシャキッとした走りです。
シートポストの長さは同じですが,フレームが Sサイズなのでサドルは 2cm程地面に近づきました。
BBの位置も同じくらい下がっていますのでペダリングの感覚もほぼ同じ。
キャスター角が少し増えてハンドル位置が若干後退したけど,ほぼ同じだけシートポストも角度がついて後退したので乗車位置が車体後方にシフトしたような形になった。

赤:FSR SX/黒:FSR
ちょっと見難いけど,2枚の画像を加工して重ねてみました。
BBの位置は下がっただけで後退していないので,以前より前方にペダルがあることになる。
確かになんとなくそんな感じがする。

近いうちに 50km程走ってみよう。
何か違うかもしれないし,同じかもしれない。

フレーム交換のついでにフロントディレーラとペダルも交換した。
Fディレーラは以前は上引きの SLX だったけど今回の SX フレームは下引きだったので仕方なく,上引きと下引きどちらにも対応している FD-M770(XT) をチョイス。

ペダルは立ちコケするかもしれないと思って安い PD-M520 を装着していたけど,今の所立ちコケしないし輪行の時に M520 はペダルレンチが無いと着脱できないので PD-M780 にしてみた。
これなら 8mm のアーレンキーで着脱できる。

とりあえず Cycle Tour Kitakyushu 2012 完走めざして細かい調整ですな。

4/30/2012

GARMIN Handlebar mount

パッケージ
色々と悩んだ末に結局買ってしまった。

GARMIN ハンドルバー マウント ブラケット [Oregon/Dakota/Colorado] 用。
もちろんブラケット接続部分が共通規格の etrex も装着可能。
不思議なもので etrex 用と明記している所は見つからなかった。
写真から装着可能と判断した訳だが,購入を渋ったのはその価格である。

一般的なものと大差ないタイラップ(インシュロック) 4本と樹脂製のブラケットひとつで 2,100円は高いと思う。
GPS 本体を買っている以上比べれば安いものだが, 1,000円未満が適切な価格だと思ったので,しばらく吟味していた。
ホロシールが無駄にコストを底上げ

以前も申し上ましたが「嫌なら買うな」って販売側の上から目線がね。
どのお店でも定価販売,海外からの通販は全てシャットアウト。
よくもまぁ独禁にならないねぇ。

でも悲しいかな。
製品の性格上,要求される精度やスペックは非常に高く,それらを高次元で満たした代替品を個人で製作するのは無理だと判断しました。

実際の製品は単純で,滑り止めのゴムを貼った樹脂製品なんですけどね。

説明書すら入ってないほど簡潔
内容物はマウントブラケット本体とタイラップ 4本。
取り付けはパッケージ裏の説明に従えば OK。

ね, 高いと思うでしょ?
ホロシールは日本独自のもの。
「GARMIN GENUINE IMPORT」の文字が誇らしげ。
裏には GARMIN の説明書きを覆い隠す無粋な日本語説明シール。
なんてこったい。ばかばかしい。
要するに某netは届いた商品にホロシールとダサイ日本語説明のシールだけ貼って転売してるって事よね…ふぅ。
etrex30に付けるとこんな感じ

バイクへの取り付けは簡単。

取り付け角や周辺の機器と干渉しないように,予めブラケットに etrex を取り付けて位置を決め,そのままタイラップで固定。

固定したらバイクに跨って,角度を微調整。

最後にペンチを使ってタイラップを増し締め。

ごちゃごちゃしてきました
ブラケットはハンドルバーにもステムにも取り付けられるようになっていますが,短すぎるステムには取りつけられずハンドルバーの左側一択でした。
ハンディ GPS の中では小さい etrex30 もこの位置だと存在感ありますね,かなり大きく感じます。

Oregon も Dakota も Colorado も etrex(new) もブラケット取り付け部分は同じなので問題なくカッチリ取り付きます。
舗装路ならまず外れる事はないでしょう。
GPS 外すとこんな感じ

念のためストラップをハンドルバーに巻いて外れても地面に投げ出されないようにします。

etrex30 は ANT+ に対応しているので, ANT+ 規格のハートレートモニターとケイデンスセンサーを用意すれば CATEYE V3 CC-TR300TW は要らなくなりそうですが,使い勝手や消費電力などを考慮するとバイク専用の機材は手放せません。



 etrex をマウントする際は etrex を上から下に向かってスライドさせ,カチッと手ごたえのある所まで押し下げるだけ。
取り外すときはブラケットのベロを押し下げてロックを解除しつつ,etrex を上方に引き抜くだけです。

これでやっとログを取るために持ち歩いていた etrex が,運転中に地図を参照できるようになりました。
まだ天気が良くなくて実地で試していませんけれど,明るい日中の視認性は実証済み。

せっかくなので輪行して知らない道を走ってみようと計画中です。

3/15/2012

GARMIN etrex 30 レビュー #2

んで,実際どうなんだ? という話です。
今日の北九州はとても天気が良かったので,その晴天の下で写真を撮ってみました。

左:SC-02B 右:etrex 30
比較したのは docomo SC-02B(Galaxy S)です。
AMOLED でとても見やすいと評判ですが,最大輝度でもこの通り。
etrex 30 はバックライトオフです。
どちらも見る角度によってはもっとよく見えますが,総じて etrex 30 のほうが見易いです。
周囲が明るい時はバックライトが不要なのがお解かり頂けると思います。



正面から
正面からもう一枚。
どちらも市販の保護フィルムを貼っているので,フィルム面で反射してちょっと白っぽく見えてますが許容範囲です。

室内でバックライトオフでも角度がよければよく見えます。

最初からアウトドアで使用することを前提に設計されているだけあって視認性には文句のつけようがありません。

店頭で見せてもらう際はできれば屋外で確認してみて下さい。といっても国内では "J" 版しか取り扱ってませんけど(液晶の性能は同一です)。

室内ではこんな感じ
地図についてですが,World Wide 版を購入した人は日本語版の地図が使えません。そういう仕様なのだそうです。
使える地図もあるそうですが,地図データは高価なので試す気にはなれません。
登山用途専用なら都度データを入れ替えたり,必要なデータだけ購入する手もありますが,サイクリングや旅行など特定の地域に限らず持ち歩くなら初期設定後はデータ入れ替えを極力しないで使い続けたいものです。
本体に 1.7GB 近いフリーエリアもありますし,SDHC スロットも付いてますしね。

そこでフリーの地図を使う事になるわけですが,これがなかなか美味くない。
ルータブル(自前でルート検索できる)マップは便利ですが,収録されている道路情報に納得いかないし,等高線も欲しい。
色々試して現在は 10m間隔の等高線入りのルータブルじゃない地図を入れてます。ルート検索より詳細な道路/地図情報を優先しました。
事実,カーナビみたいなルート案内は必要ありません。

とりあえずカシミールを使ってルートデータを作成し,etrex 30 に転送してルート案内させることはできます。
カシミールの詳しい使用方法は述べませんが,地図上で右クリックして [新規作成] [ルート作成] もしくは [Ctrl+Shift+R] でルートを作って GPSR に gpx ファイルとしてアップロードすれば, etrex 30 のルートマネージャに表示されるようになります。

カシミールで作ったルート
カシミールで作成したルートはウェイポイント同士をつないだような感じになっていて,「ここにいく」で案内させると,次のウェイポイント(画像の青ピン)までの距離とか到達予想時間とか方向とかを表示してくれて,おまけに近づくと近接警報音と共にバックライトを点灯してアピールします。
道路に沿うようにルートデータを作らなくても,主要な交差点や曲がり角などをつなぐようにルートデータを作るだけで OK
自動車と違って徒歩や自転車移動の場合は,道路以外も走れるので,ルータブルマップでカーナビライクな案内をさせるより実用的です。

Google Map のルート検索結果を変換してルートデータとして使用することもできます。
Google Map でルート検索した後に GMapToGPX を使うのですが…ちょっと解説が面倒なのでググッて下さい。要望があれば解説します。
Google Map のルート
GMapToGPS で得られた GPX データをカシミールでルートデータに変換すると,カシミールで作成するときと同じようなウェイポイント同士をつなげたルートデータになります。
ただし,Google Map なので基本的に道路を通るルートでしかも道路をなぞる必要以上にウェイポイント過多なデータになります。
画像をご覧になれば想像に難くないと思います。

ちなみにカシミールでルートに変換しなければトラックデータ扱いになり,etrex 30 でルートの代わりとして表示できますが,常に最終目的地までの距離・方向・時間表示で,しかも交差点などで警告してくれません。
トラックログを表示しているだけなので,これは仕方ないでしょう。


Google Map トラックログ表示
GPSR を持つ最大の利点はやはり自分の現在地が判る事だと思います。
最近は携帯電話でも代用できますが,電話は通信手段ですから無駄な電力消費は避けたいですし,最近の静電容量式タッチパネル機はグローブ越しに操作しにくいですし,結局餅は餅屋。専用品には到底適わないと思います。

2011年秋発売の GARMIN etrex 30 は高度計もコンパスも付いてますし,液晶表示も見やすく水にも強い。おまけに単三型乾電池二本で25時間駆動(GLONASS ON),トラックログは一万ポイント×200トラック,ウェイポイントは 2,000ポイントまで。

World Wide 版なら 250ドル前後でとてもお買い得。
ただのロガーだった RGM-3800 から買い換えて良かったと思います。
Amazon Kindle3 以来のベストバイガジェットです。
日本では暴利な "J" 版以外の選択肢が不法に(故意に)閉ざされてしまっているのが残念でなりません。

これから GPSR を買おうかなと思案中で, GARMIN etrex 30 も候補に挙がっている方で質問などありましたら遠慮なくおっしゃって下さい。
可能な限り実機で確認してお答え致します。

3/14/2012

GARMIN etrex 30 レビュー #1

さて,三度目の投稿にしてやっとレビューです。

前回の一部日本語化の記事ですが,Japanese.gtt を一から翻訳して作るのはかなりの時間と労力を要します。
それに English.gtt にアクセスできないので,English.gtt をベースに必要な所だけ書き換えて,他は英語で…っていう使い方もできません。
でも,項目自体を削除すると,その部分を英語で補完してくれます。
書き換えたい部分だけ表記した Japanese.gtt を作って,部分的に日本語化する手もあります。
やるかやらないかはあなた次第!!

本題のレビューです。
既に発売から半年以上経ってますので,他の記事をよく目にしていると思います。
皆さんそれぞれの環境で実証されている通りです。

トラックログに関してはロケーションに左右されます。
個体差ともいえる微妙な差異はあれど,大きく誤差が出ることはまずありません。
コンクリートジャングルな大都会は苦手なようですがそれは etrex30 に限ったことではありません。

視認性はとても良いです。
液晶が 半透過型 なので周囲が明るければ明るいほど見やすく,バックライト不要。
日中はバックライトが点いてても消えてても視認性に変化なし。

操作性は今回のモデルからサムスティック(親指操作用スティック)が右側に移動したので基本的に右手操作です。
私は右利きですが細かい動作は左右に偏りがないのであまり違和感はありませんが,以前のモデルに慣れた人や普段携帯電話を左手で操作する人は初め戸惑うかもしれません。
ボタン類に適度なクリック感があって操作しやすいです。

電池の持ち具合は,カタログスペック通り。
25時間って言うのは GLONASS 使用時のデータです。
ですから GLONASS 不使用なら 30時間以上がんばります。
eneloop 使用でも 20時間以上耐えてくれます。

GLONASS については一部で噂になっている使用することによって精度が悪くなるなんて大嘘です。
大幅に向上することもありませんが,衛星を沢山捕まえることができるのは単純に良い事です。
バッテリライフを分刻みで気にするならともかく,常時使用で問題ないと言い切ります。

パソコンとの親和性は非常にいいです。
とりあえず母艦にカシミールを入れて普通に使えるようになる必要がありますが,現地で登録したウェイポイントも一度パソコンで編集して再度 GPSR に転送することで普通に日本語を表示してくれます。

microSD は着脱し難いです。
構造上仕方ないとは思いますが,電池を外さないとアクセスできないので,ほとんど挿しっぱなし。
etrex30 を USB 接続すれば PC から普通にアクセスできるので,接続中ずっと etrex の液晶とバックライトが点灯し続けるのさえ気にしなければ。

地図データですが, ID さえダブらなければファイル名はアルファベットでつける限り自由です。
microSD(etrex30も) の GARMIN フォルダの下に ********.img で OK。
オーストリアの地図なら Austria.img 日本なら Japan.img で普通に認識します。

うぅ。画像なしなのに結構長くなりました。
今回はこの辺で。

2/24/2012

GARMIN eTrex 30 日本語化







まずは

本作業は全て自己責任でお願いします。
記事の内容を実行することによって,本体が使用不能になったり周辺機器を破壊したり,使用者の精神,身体,財産等に多大な損害を与える可能性があります。
それら全てのリスクを十分に考慮した上で,それ以上のメリットがあると判断できない場合は記事の内容について読む以外のことをなさらないようお願い致します。

そしてこの内容については,全て私が自分の機材を使用して行った結果であって,すべての人の環境で同じ事ができると保障するものではありません。
しかしながら,記載する以上その内容について質問があった場合,できうる限り検証するつもりです。

前置きが長いですけどもうひとつ。
この記事は最低限パソコンの操作が滞りなく行えること,様々なデバイスを駆使して情報収集が可能なことを前提に書いています。
わかりにくい所が沢山あると思いますがご了承下さい。
質問があればお答え致します。


この作業で確実に日本語化できるのは現在のところメニューの表記とパソコンから転送したウェイポイントの名称の表記だけです。
副次効果として,一部の地図において日本語の地名が漢字で表示されるようになりますが,POIデータから作成した自作の地図などの表記は依然としてアルファベットのみです。

メニューはこんな感じ





































































言語の選択肢に日本語出現





















それでは日本語化作業を始めましょう。
概略は 日本語フォントをインストール -> Japnese.gtt を作成 です。

まずは本体内のデータをバックアップします。
eTrex 30 の USB モードをマスストレージにした状態でパソコンにつなぎます。
パソコンから eTrex 30 の中身が見えると思います。
全てパソコンの任意のディレクトリにコピーしてください。

次に日本語フォントを用意します。
おそらく大抵の日本語フォントは問題ないと思いますが,私が使用したのは
VL-PGothic-Regular.ttf
です。
使用するフォントによって視認性が変るので好みのフォントを探して下さい。
フォントをそのまま eTrex に書き込んでも認識してくれないので xor します。
xor するソフト使用してコマンドプロンプトから
xor VL-PGothic-Regular.ttf 006-D0952-06.bin 0x76
で OK。
さっぱり訳が判らない人は勉強するか残念ですが諦めて下さい。

ここで得られた 006-D0952-06.bin を
Garmin/ExData/
にコピーします。

この時点で,お使いの GARMIN eTrex 30 は日本語を扱えるようになりました。
メニューが英語のままでも日本語のウェイポイントを日本語で表示してくれます。

こんなふうに(Waypointじゃないけど)














次にメニューの表記を日本語にする訳ですが,
なが~いデバック作業が待ち構えています。
覚悟はできたでしょうか?

各言語のメニュー用の定義ファイルは本体の
Garmin/Text/
にそれぞれ *******.gtt という名前で収められています。
簡単に言えばどれかひとつをパソコンにコピーして,内容を日本語で書き換え,最終的に Garmin/Text/ に
Japanese.gtt
という名前で書き込めばいいだけです。

gtt ファイルはプレーンテキストなのでパソコンのテキストエディタで編集できます。
読み込んでみればどこを書き換えればいいのか判ると思います。
デフォルト言語の英語は gtt として用意されていないので Spanish.gtt を編集しました。
ガーミンの言語選択メニューで "日本語" と表示させるには,gtt ファイルのヘッダ部分を下の画像と同じにしてください。

タグの扱いが面倒なので画像で失礼










後は地道に根気よく gtt ファイルの内容を書き換えるだけです。
tag と /tag の間ががどこで表示されるかの項目名で,
txt と /txt の間の文字列が実際に表示される内容です。
ですから txt と /txt の間を自分で判りやすい表記に書き換えます。
もし間違って tag と /tag の間の文字列を書き換えたりしても,その項目がデフォルト言語である英語で表示されるだけなので,ミスしても再起不能にはなりませんのでご心配なく。

ただし,そうなった時はどこの記述を間違えたのか探すのに苦労します。
エディタの検索・置換機能を駆使して探し当ててください。
こまめなバックアップが成功への鍵です。
それから, *******.gtt ファイルは全部で一万行を超えるテキストです。
項目名は 2,500項目を上回ります。

項目にはエラーメッセージなどの eTrex で表示されるデータ(座標や標高の数字)以外の全ての文字列が含まれます。
中には日本語にすると小さすぎて読み難くなるものも多く含まれます。
また英語のほうが直感的でスマートな表現になることもあります。
それらをどこまで日本語に書き換えるのかというのが編集者の腕の見せ所となるでしょう。

2,500項目の中には一度もお目にかからない物もあると思いますが,全て書き換えた後の達成感はなかなかのものです。
ま,気長にいきましょう。

日本語フォントを書き込む事で一部の地図で日本語表記してくれるようになります。
自分で作成した地図では今の所成功してないのですが,コーデックをうまく指定したりすれば何とかなるような気がします。
今後の研究課題ですねぇ。



改行をうまく制御しましょう














フリーの地図ですが日本語表示















駅名は POI から作ったマップデータですが何故か日本語で表示してくれます














6万色表示のディスプレイ















等高線もなかなか見やすい














2.40から即アップデート

GARMIN eTrex 30 購入







昔から GPS ロガーを使ってました。
車移動より公共機関・徒歩移動のほうが好きなので,旅行はもちろん,50km圏内なら買い物でもほとんど公共機関で行く。
どこかへ出かけるときは真っ先に公共機関での移動を念頭に計画を立てる。

だからかどうかは不明だけど,自分が何処にいてどこを歩いたのか非常に気になる。
気になるからログをとってたんだけど,ロガーだけでは物足りなくなってきた。
実に贅沢な悩みである。物欲にはキリが無い典型。

RoyalTek製 RGM-3800 は単純なロガーとして考えるとバツグンの性能だ。
GPS 電波の捕捉が早い。
メモリ内蔵量が多く,1秒間隔のログでも二週間くらい余裕で貯め続ける。
ログをとる間隔や,タイミング,種類,メモリフル時の動作などかなり細かく設定できる。
比較的安価(一万円位)
コンパクトサイズ,軽い。

ロガーの入門用としては十分以上の性能でだいたい満足していた。
以下の不満点を除けば。

電池がAAA(単四型)で入手は容易いが,持続時間が短い(約10時間)
小さなLEDひとつしかなく,動作状況が判りにくい。
ウェイポイントを登録できない。

どんなことでもステップアップする時期というものがあって,何かを続けていく以上いつかは,確実にその時期が訪れる。
そしてなにより仕事で GARMIN 社製 GPS レシーバーを使い始めたのが決定打。
業務使用では少々オーバースペックなハンディ GPSR を見ていると,使い倒したくてウズウズするのです。
そんな時,趣味人にはちょうどいいサイズの eTrex シリーズのニューモデル発売。
ロシアの GLONASS 対応で精度向上,バッテリライフも長く液晶も見やすいとくれば...
買ってしまいました。

ガーミンの門を叩く小僧に立ちはだかるのが日本語版の価格の壁。
めちゃくちゃ高価いじゃないか。
定価 299ドルなのに日本語版は 59,800円 って2.5倍(1ドル80円換算)ですか。
実売 249ドルで計算すれば3倍の価格差。
日本語化の手間とかライセンス料とかひいき目に見ても暴利。
納得できない。

そう,いやなら買うなって事ですヨ。
だから買わない。でも欲しい。
結果,輸入。送料・手数料込みで 25,000円チョイ。

GARMIN eTrex 30














ふぅ。

型番に「J」が付く正規品(っていうか代理店独自ローカライズ版)と違うのは,
*トラックデータを microSD に書き出せない。
*移動距離,時間などのデータを個別にリセットできない。
(* 2012/03/14 追記・2013/02/05 修正)
日本独自の誤差補正信号,俗に言う「みちびき」に対応してない。
日本語入力できない(同じ理由で日本語検索も不可)
メニュー表記に日本語の選択肢がない。
地図の表記に日本語を使用できない。
くらいか。どれも(私にとっては)どうでもいい事ばかり。
それに下二つは改善できるし。

現在二週間ほど使用してみたが,全く不満はない。
長くなったので NEW eTrex 30 のスペックは割愛するが,同じ eTrex の 10 や 20 で妥協するなら 30 を買ったほうが良い。
電子コンパスと気圧計は使用する都度,校正が必要で面倒に感じるかもしれないが,細かい事が気になる人ほど恩恵にあずかれる。

現在メニューを日本語化し,地図も日本語表示できる環境にしたので次回はそのあたりを紹介してみたいと思う。
日本語化すれば直感的に設定しやすくなる。
入力こそできないが PC との連携でカバーできる範囲。

日本語版の価格に辟易して購入を断念している人は World Wide 版の選択肢もあること,そして実用上まったく問題ないことを伝えておきます。

NERF 飛距離測定結果

とっても久方ぶりの更新。
以前告知した NERF の飛距離測定結果です。

条件
銃口を高さ 1.2m に固定して水平発射
使用した銃は全て NERF 純正
威力や飛距離に関係する改造は一切なし
シークレットストライクはポンピング5回で測定
使用した弾丸は純正品
10発づつ測定

測定した銃は
1.Marverick (Standard model)
2.Marverick (Old Clear model)
3.Marverick (New Clear model)
4.Marverick (Green Clear model)
5.Marverick (Gear up model)
6.Recon (Standerd model)
7.Recon (Gear up model)
8.Longshot
9.Longshot Barrel
10.Nite Finder
11.Nite Finder
12.Raider (Standerd model)
13.Raider (Clear model)
14.Secret Strike
15.Secret Strike
16.Reflex (Yellow model)
17.Barricade (Standerd model)
18.Barricade (Import model)
19.Spectre
20.Barrel Break (Standerd model)
21.Barrel Break (Import model)

全21丁

簡単に説明すると
1.何処にでも売ってる黄色いモデル,弾倉が大きく開くように改造
2.昔店舗限定で販売された黒箱クリアーモデル
3.黒箱の後に発売された新型クリアーモデル
4.水鉄砲みたいなクリアグリーンモデル
5.オレンジに黒ストライプのギアアップモデル
6.黄色リーコン CS-6
7.オレンジに黒ストライプのギアアップモデル
8.黄色いロングショット
9.黄色いロングショットのバレル部分
10.ナイトファインダー その1
11.ナイトファインダー その2
12.レイダー CS-35
13.レイダー CS-35 クリアモデル
14.シークレットストライク その1
15.シークレットストライク その2
16.ハンドガット 黄色モデル
17.オートバリケード トリガープル時にモータが始動するよう改造
18.オートバリケード 輸入品,ストック付
19.ボーンリボルヴ
20.バレルブレイク
21.バレルブレイク 輸入品

結果は全ての銃でほぼ 6m。
実際は 10cm 単位で測定してますし,10発撃てば 1m位は前後します…が,
はっきり言って銃の違いよりも弾丸のコンディションによる差が大きいです。
ですから正確な数値の発表は致しません。

弾に傷があったり曲がったりしていると,飛距離や弾道に顕著に影響します。
特にバレルが長いモデルはバレルの内壁に接触するようで,明らかに飛距離が短くなります。

友達と撃ち合って遊ぶのにはこの位が丁度いいですね。少し距離のある標的には若干上に向けて撃てば 10m 位ならギリギリとどきます。
結局の所,デザインで選んで問題ないって事です。
カラバリや取り回しの良さからマーベリックをオススメします。
次にボーンリボルヴ,ギミックが楽しいバレルブレイク。

好みのナーフでエアソフトガンを楽しんでください。