7/18/2011

はじめての輪行,MTBで。往路,大崎上島一周

趣味で俗に言うスポーツバイクに乗っていると,シティサイクルではありえない感情が芽生えてくる。

「このまま遠くへ行きたい」


勝手知ったるご近所を離れ,もっと走りやすい道を小旅行も兼ねて自分の力で移動してみたいと思う。
それは正常な思考です。

シティサイクルと比べて基本的に丈夫で軽くてパーツ交換も容易。そして少なくとも3倍は高価。
そんな乗り物をあえて購入し走ることを趣味と公言してはばからないなら,自分の足で行ける範囲をはるかに超えてもっと遠くへ,見たことの無い土地でどこまでも続くサイクリングロードを駆ける姿に想いを馳せたことがあるのではないでしょうか?

自家用車に積んで行くのもいいけれど,それでは最終的に車まで戻ってこないといけません。
そこで「輪行」です。
特に電車を使った輪行なら,目的地付近まで電車で移動してサイクリングしながら違う駅まで移動し,電車で帰ってくることが出来ます。

日本国内では,ほとんどの公共交通機関で輪行が認められています。
チェーンなどが露出しないように専用のバッグにパッケージするのが最低条件です。
そして基本的に自転車は手荷物として無料で携行する事が出来ます。

今回,運良く北九州の自宅から広島県豊田郡大崎上島までの出張をJRで移動することになり,ここぞとばかり輪行しました。
とりあえずの目標は「大崎上島一周」です。

先ずは経路。

1.自宅から黒崎駅まで自転車で走行
2.JR鹿児島本線で小倉駅まで移動
3.山陽新幹線で広島駅まで移動
4.JR快速安芸路ライナーで広駅まで移動
5.JR呉線で安芸津駅まで移動
6.安芸津駅から安芸津港まで移動
7.安芸津フェリーで大西港まで渡航
8.大崎上島一周

2番から5番までが輪行する区間です。
まず黒崎駅で自転車を輪行バッグに詰めます。
輪行では TIOGA COCOON を使用しました。
使用方法は TIOGA COCOON を参照してください。

JR線に乗車するときはなるべく先頭か最後尾車両に乗って邪魔にならない場所に自転車を置きます。
新幹線は通路が狭く,単独行動ではデッキのドア付近しか自転車を置けません。とても気を使います。
往路で乗車した みずほ号 は小倉の次が広島だったので助かりました。
新幹線を降りてからのJR線は最初の鹿児島本線と同様。
安芸津駅から安芸津港まではおよそ200m。改札口が港と反対側(北口)しかないので陸橋を自転車を押して渡ります。
安芸津港から大西港までのフェリーでは輪行バッグに入れずそのまま積み込みます。
一応輪行バッグでの搭乗も出来るみたいですが,手間を考えるとそのまま車両甲板に積んだ方がいいでしょう。

割引運賃は各社で異なります
このフェリーでは広島県旅客船協会発行の
せとうちサイクルーズPASS
が適用され,通常大人350円/自転車150円 合計500円が400円になります。
ただし,自転車を輪行袋に入れている場合は割引運賃が適用されません。
PASSは安芸津港の旅券発券窓口でサイクリングであることを伝え,日付・県市までの簡単な住所・滞在期間 を記帳すれば即時発行/適用してもらえます。
大崎上島航路の特典として,上島の南東側に位置する「きのえ温泉 ホテル清風館」の大浴場の利用が700円から500円になる割引券をもらえます。

大崎上島に着いた翌日,7月14日の仕事が終わってから一周しました。
北側に商店などが集中していて,南側では飲料などを入手しにくいので,予め用意して県道65号線を端から端まで反時計回りで。
何箇所かアップダウンがありますが,海岸線沿いは平坦で車が少なく走りやすい。

16時から18時までほぼ2時間。
サイコンのデータでは
走行時間:1時間44分57秒
走行距離:36.03km
平均速度:20.6km/h
最高速度:50.9km/h

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