今日の北九州はとても天気が良かったので,その晴天の下で写真を撮ってみました。
左:SC-02B 右:etrex 30 |
AMOLED でとても見やすいと評判ですが,最大輝度でもこの通り。
etrex 30 はバックライトオフです。
どちらも見る角度によってはもっとよく見えますが,総じて etrex 30 のほうが見易いです。
周囲が明るい時はバックライトが不要なのがお解かり頂けると思います。
正面から |
どちらも市販の保護フィルムを貼っているので,フィルム面で反射してちょっと白っぽく見えてますが許容範囲です。
室内でバックライトオフでも角度がよければよく見えます。
最初からアウトドアで使用することを前提に設計されているだけあって視認性には文句のつけようがありません。
店頭で見せてもらう際はできれば屋外で確認してみて下さい。といっても国内では "J" 版しか取り扱ってませんけど(液晶の性能は同一です)。
室内ではこんな感じ |
使える地図もあるそうですが,地図データは高価なので試す気にはなれません。
登山用途専用なら都度データを入れ替えたり,必要なデータだけ購入する手もありますが,サイクリングや旅行など特定の地域に限らず持ち歩くなら初期設定後はデータ入れ替えを極力しないで使い続けたいものです。
本体に 1.7GB 近いフリーエリアもありますし,SDHC スロットも付いてますしね。
そこでフリーの地図を使う事になるわけですが,これがなかなか美味くない。
ルータブル(自前でルート検索できる)マップは便利ですが,収録されている道路情報に納得いかないし,等高線も欲しい。
色々試して現在は 10m間隔の等高線入りのルータブルじゃない地図を入れてます。ルート検索より詳細な道路/地図情報を優先しました。
事実,カーナビみたいなルート案内は必要ありません。
とりあえずカシミールを使ってルートデータを作成し,etrex 30 に転送してルート案内させることはできます。
カシミールの詳しい使用方法は述べませんが,地図上で右クリックして [新規作成] [ルート作成] もしくは [Ctrl+Shift+R] でルートを作って GPSR に gpx ファイルとしてアップロードすれば, etrex 30 のルートマネージャに表示されるようになります。
カシミールで作ったルート |
道路に沿うようにルートデータを作らなくても,主要な交差点や曲がり角などをつなぐようにルートデータを作るだけで OK
自動車と違って徒歩や自転車移動の場合は,道路以外も走れるので,ルータブルマップでカーナビライクな案内をさせるより実用的です。
Google Map のルート検索結果を変換してルートデータとして使用することもできます。
Google Map でルート検索した後に GMapToGPX を使うのですが…ちょっと解説が面倒なのでググッて下さい。要望があれば解説します。
Google Map のルート |
ただし,Google Map なので基本的に道路を通るルートでしかも道路をなぞる必要以上にウェイポイント過多なデータになります。
画像をご覧になれば想像に難くないと思います。
ちなみにカシミールでルートに変換しなければトラックデータ扱いになり,etrex 30 でルートの代わりとして表示できますが,常に最終目的地までの距離・方向・時間表示で,しかも交差点などで警告してくれません。
トラックログを表示しているだけなので,これは仕方ないでしょう。
Google Map トラックログ表示 |
最近は携帯電話でも代用できますが,電話は通信手段ですから無駄な電力消費は避けたいですし,最近の静電容量式タッチパネル機はグローブ越しに操作しにくいですし,結局餅は餅屋。専用品には到底適わないと思います。
2011年秋発売の GARMIN etrex 30 は高度計もコンパスも付いてますし,液晶表示も見やすく水にも強い。おまけに単三型乾電池二本で25時間駆動(GLONASS ON),トラックログは一万ポイント×200トラック,ウェイポイントは 2,000ポイントまで。
World Wide 版なら 250ドル前後でとてもお買い得。
ただのロガーだった RGM-3800 から買い換えて良かったと思います。
Amazon Kindle3 以来のベストバイガジェットです。
日本では暴利な "J" 版以外の選択肢が不法に(故意に)閉ざされてしまっているのが残念でなりません。
これから GPSR を買おうかなと思案中で, GARMIN etrex 30 も候補に挙がっている方で質問などありましたら遠慮なくおっしゃって下さい。
可能な限り実機で確認してお答え致します。