2/24/2012

GARMIN eTrex 30 購入







昔から GPS ロガーを使ってました。
車移動より公共機関・徒歩移動のほうが好きなので,旅行はもちろん,50km圏内なら買い物でもほとんど公共機関で行く。
どこかへ出かけるときは真っ先に公共機関での移動を念頭に計画を立てる。

だからかどうかは不明だけど,自分が何処にいてどこを歩いたのか非常に気になる。
気になるからログをとってたんだけど,ロガーだけでは物足りなくなってきた。
実に贅沢な悩みである。物欲にはキリが無い典型。

RoyalTek製 RGM-3800 は単純なロガーとして考えるとバツグンの性能だ。
GPS 電波の捕捉が早い。
メモリ内蔵量が多く,1秒間隔のログでも二週間くらい余裕で貯め続ける。
ログをとる間隔や,タイミング,種類,メモリフル時の動作などかなり細かく設定できる。
比較的安価(一万円位)
コンパクトサイズ,軽い。

ロガーの入門用としては十分以上の性能でだいたい満足していた。
以下の不満点を除けば。

電池がAAA(単四型)で入手は容易いが,持続時間が短い(約10時間)
小さなLEDひとつしかなく,動作状況が判りにくい。
ウェイポイントを登録できない。

どんなことでもステップアップする時期というものがあって,何かを続けていく以上いつかは,確実にその時期が訪れる。
そしてなにより仕事で GARMIN 社製 GPS レシーバーを使い始めたのが決定打。
業務使用では少々オーバースペックなハンディ GPSR を見ていると,使い倒したくてウズウズするのです。
そんな時,趣味人にはちょうどいいサイズの eTrex シリーズのニューモデル発売。
ロシアの GLONASS 対応で精度向上,バッテリライフも長く液晶も見やすいとくれば...
買ってしまいました。

ガーミンの門を叩く小僧に立ちはだかるのが日本語版の価格の壁。
めちゃくちゃ高価いじゃないか。
定価 299ドルなのに日本語版は 59,800円 って2.5倍(1ドル80円換算)ですか。
実売 249ドルで計算すれば3倍の価格差。
日本語化の手間とかライセンス料とかひいき目に見ても暴利。
納得できない。

そう,いやなら買うなって事ですヨ。
だから買わない。でも欲しい。
結果,輸入。送料・手数料込みで 25,000円チョイ。

GARMIN eTrex 30














ふぅ。

型番に「J」が付く正規品(っていうか代理店独自ローカライズ版)と違うのは,
*トラックデータを microSD に書き出せない。
*移動距離,時間などのデータを個別にリセットできない。
(* 2012/03/14 追記・2013/02/05 修正)
日本独自の誤差補正信号,俗に言う「みちびき」に対応してない。
日本語入力できない(同じ理由で日本語検索も不可)
メニュー表記に日本語の選択肢がない。
地図の表記に日本語を使用できない。
くらいか。どれも(私にとっては)どうでもいい事ばかり。
それに下二つは改善できるし。

現在二週間ほど使用してみたが,全く不満はない。
長くなったので NEW eTrex 30 のスペックは割愛するが,同じ eTrex の 10 や 20 で妥協するなら 30 を買ったほうが良い。
電子コンパスと気圧計は使用する都度,校正が必要で面倒に感じるかもしれないが,細かい事が気になる人ほど恩恵にあずかれる。

現在メニューを日本語化し,地図も日本語表示できる環境にしたので次回はそのあたりを紹介してみたいと思う。
日本語化すれば直感的に設定しやすくなる。
入力こそできないが PC との連携でカバーできる範囲。

日本語版の価格に辟易して購入を断念している人は World Wide 版の選択肢もあること,そして実用上まったく問題ないことを伝えておきます。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    日本語版との差異が明確に紹介されているのに背中を推されてWorld Wide版を、中国で購入しました。
    日本語化は、簡単に出来るならやりたいと思っていましたが、記事を見てあまりに面倒くさそうなのでやる前に諦めました。こちらも必要以上に調べる手間が省けて助かりました。
    そもそも中国で登山に使っているので日本語表記もメニューもいりませんし。
    それにしても、中国語も含めてあれだけたくさんの言語バージョンをデフォルトで入れながら日本語を入れていないって、敢えてそうしてるとしか思えませんね。まぁ、商売の仕方だから我々が物申す筋でもありませんけど。
    中国で買ったら、20m等高線併合のCNマップがおまけに付いて来ました。CDのラベルは手書きでしたけど。

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    1. コメントありがとうございます。

      日本語フォントと Japanese.gtt の導入だけならかんたんなんですけどねぇ,翻訳作業がとっても面倒です。
      English.gtt を入手できれば実機を操作しながら必要な所だけ翻訳してかなり作業が楽になるんですけど。
      恐らく English.gtt は ROM に書き込まれていて外部からアクセスできないので苦戦を強いられます。

      日本語が除け者なのは大多数の想像通りです。
      私が意訳した Japanese.gtt を放流してもいいんですけど,変な横槍が入ると気分が悪いので当面は控えます。

      中国の山ですか。
      私にとってはものすごくスケールが大きな断崖絶壁でしかも仙人が住んでるようなイメージです。

      おまけのマップは"いかにも"な感じですね。

      それから後から確認した情報では "J" 版独自の機能としてトラックデータを MicroSD への書き込みできたり,トリップデータ関係を個別にリセットできたりするそうです。
      まぁ価格に見合う付加機能とはとても言い難いですね。

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