4/19/2013

Ortlieb Back-Roller Classic


前回 MTB 用のキャリアを購入して取り付けた訳ですが,今回はサイドバッグ。

ドイツからやってきました
色々検討しましたが,やはり定番の ORTLIEB にしました。
雨の降る中ロングツーリングとかしないと思うんですけれど,突然の雨に見舞われることはあるでしょう。そんな時,慌てたくはありませんもの。

欠点といえば比較的高価なことと荷物の出し入れに時間がかかることくらいでしょうか。
でもパッキングの時にきちんと閉じれば自動的に防水仕様ですからね。
自身は少々濡れても落ち着いてから着替えれば済みますけれど,その着替えも含めた荷物が湿ってしまったらこんなに悲しいことはありません。


最小限の梱包
高価なのに送料も高く,欲しいデザインも無かったことから海外通販で買いました。
国内正規代理店で輸入品が高いのは納得してます。
在庫抱えたりとか不良品の返品とかアフターフォローとかそういったサービス代金などが上乗せされている訳ですよ。
私にゃ不要なサービスですけど。

家には2台取り付けるべきバイクがあって,前回の freeload のキャリアもふたつ買いましたのでバッグも 2セット購入。

意外にコンパクト
左右合わせて 40L。
不要なら片側だけ装着すればいいし着脱も楽です。
重量は片側 約1kg。

取り付けは至って簡単。
最初に左右の爪の幅と下側の爪の位置を自分のキャリアに合わせて調整してしまえば,あとはひっかけるだけ。

内容物
外すときも簡単で取っ手をもって持ち上げるだけ。
取っ手とロック機構が連動しているので,ガタガタ動いたりすることもありません。

ひっかける場所に合わせる調整用のシムも2種類付属してます。初期調整に 3mmのヘキサレンチが必要ですが,最初だけですから。

バイクから外した時に樹脂製のフレームや爪類がむき出しで少々出っ張っているため,肩に担ぐと違和感がありますね。
ま,これはやむなしでしょう。
内側

外側に小物入れのひとつもなくて,おまけに袋の口は開け閉めしにくいので財布や電話などすぐに取り出してすぐに仕舞いたい物は他のバッグなりリュックなりに入れた方が良いですね。

とりあえず普通に取り付けてみました。
が,元々キャリアが少々前よりにしかつけられないのでそのままだとペダルを漕ぐときに踵がバッグに接触します。

これはいけません。
まずは靴のクリートの位置を調整します。
漕ぐのに違和感がありますがそのうち慣れるでしょう。

まだ接触します。

取り付けイメージ
キャリアは限界まで後ろにつけてますので,今度はバッグがなるべく後方になるよう爪の位置を変えました。

ま,なんとか意識せずに漕いでも踵が接触しなくなりました。
左の写真は調整前なので結構前寄りですが最終的にはさらに 5cm程後方に取り付けました。

これ以上の調整はクランクを短いものと替えるしかありません。
いやさすがにそれは出来ません。

あと問題はこのままバイクラックに置けない所かな。
後ろだけ 3kg弱も重量増加すればねぇ。
ただでさえ特殊なフレーム形状のおかげでバイクラックも加工してるっていうのに…まぁ重たくなりますし,使う時だけ取り付けるということですね。

4/07/2013

リア・フロントキャリア

www.freeload.co.nz
今まではちょっとしたツーリングはもちろん,輪行する時もバックパックで済ませてました。
お土産には目もくれず,最悪のことは考えないで荷物を厳選して最小限にすれば何とかなりました。

でも,やっぱりキリがないもので結局 キャリア+パニアバッグ を付けることになりました。

フルサスでディスクブレーキ仕様のバイクには市販のキャリアはほぼ装着できないのは探す前から判ってました。
そして私の場合はシートポストに取り付けるタイプも NG。
シートの後ろには工具入れと小物入れが鎮座しているのです。

freeload TR-1
でも付きそうなのがありました。
それが今回の freeload TR-1 です。
freeload には SR-1 っていう小ぶりな物もありますが,天面が平らで,左右のレールにパニアバッグ(ORTLIEB Back Roller)を取り付けるつもりなので TR-1 にしました。

リアに取り付ける場合は直接スイングアームに固定するため,ハードテイルでもフルサスでも左右のアームの高さがほぼ均等ならほとんどのバイクに取り付けることができそうです。

フロントに取り付ける場合はレフティや倒立フォークモデル以外ならほぼ問題ないと思います。

取り付け前
取り付けはとても簡単。
仮締めには先端がボール状のヘキサレンチが有用です。必要な工具類は全て付属しています。

リアに付けるときはスイングアームに,フロントならフロントフォークにベルトで固定するだけです。

固定用のベルトをラッチ付の軸の中央にあいたスリットに通して,あとは巻いていくだけ。
ベルトの幅が1インチあるのでがっちり固定されます。
ゴム製ブロック挟み込み

検索すれば取り付け方法を解説している映像が見つかると思います。

ヘキサレンチのボール側で普通に巻いた後,2~3ノッチ増し締め。
三種類の長さのステーを自分のバイクに合ったものに交換し,角度をうまく調整した後にステーが動かないようにボルトを増し締め。

本当に簡単です。
リアブレーキ付近

写真のバイクはディスクブレーキ用の台座が大きく前方に伸びていて,その上に装着するような形になってしまいました。
その分左側の取り付け位置が高くなってしまうので,反対側に高さを合わせるためにゴム製のブロックを挟み込んで水平にしています。

ブレーキワイヤーや,シフトワイヤーなどを挟み込まないように注意すれば誰でも取り付け可能だと思います。
旅先でパンク修理する方がはるかに難しいでしょう。
一番長いアームを使用
専用のキーをリリース用の穴に差し込んで180度回転させ,ラッチを押し上げるようにリリースすればベルトは手で引き抜けます。

キーがなくても 3mm程度の細いヘキサレンチなどで代用できます。
旅先で付けたり外したりすることはまずないでしょうけど,着脱が簡単なのは嬉しいですね。

どうでしょう?

取り付け後
タイヤとのクリアランスがあまりないように見えますが,キャリア自体がスイングアームと一緒に上下するのでタイヤと接触することはありません。
29er や大きなブロックタイヤは接触するかもしれません。

あとはパニアバッグですね。
物は注文済みなので届いたら取り付けられるかどうかもあわせてレビューしてみようと思います。

ラッチのリリースに使うキー
樹脂パーツやステー,デッキ部分は単品でも保守部品として販売しているみたいです。

パニアバッグを付ける人用にサイドに付ける巻き込み防止のガードもあるんですが,売り切れが目立ちますね。
なくても大丈夫だと思いって買ってませんけど。

freeload は THULE に買収されたようで最近は THULE ブランドで販売していますね。
Thule Pack ’n Pedal™ Tour Rack

だそうで。
見た感じロゴが違う以外同一商品みたいなのでオプションや保守部品が買いやすくなればいいな,と思う次第です。