2/24/2012

GARMIN eTrex 30 日本語化







まずは

本作業は全て自己責任でお願いします。
記事の内容を実行することによって,本体が使用不能になったり周辺機器を破壊したり,使用者の精神,身体,財産等に多大な損害を与える可能性があります。
それら全てのリスクを十分に考慮した上で,それ以上のメリットがあると判断できない場合は記事の内容について読む以外のことをなさらないようお願い致します。

そしてこの内容については,全て私が自分の機材を使用して行った結果であって,すべての人の環境で同じ事ができると保障するものではありません。
しかしながら,記載する以上その内容について質問があった場合,できうる限り検証するつもりです。

前置きが長いですけどもうひとつ。
この記事は最低限パソコンの操作が滞りなく行えること,様々なデバイスを駆使して情報収集が可能なことを前提に書いています。
わかりにくい所が沢山あると思いますがご了承下さい。
質問があればお答え致します。


この作業で確実に日本語化できるのは現在のところメニューの表記とパソコンから転送したウェイポイントの名称の表記だけです。
副次効果として,一部の地図において日本語の地名が漢字で表示されるようになりますが,POIデータから作成した自作の地図などの表記は依然としてアルファベットのみです。

メニューはこんな感じ





































































言語の選択肢に日本語出現





















それでは日本語化作業を始めましょう。
概略は 日本語フォントをインストール -> Japnese.gtt を作成 です。

まずは本体内のデータをバックアップします。
eTrex 30 の USB モードをマスストレージにした状態でパソコンにつなぎます。
パソコンから eTrex 30 の中身が見えると思います。
全てパソコンの任意のディレクトリにコピーしてください。

次に日本語フォントを用意します。
おそらく大抵の日本語フォントは問題ないと思いますが,私が使用したのは
VL-PGothic-Regular.ttf
です。
使用するフォントによって視認性が変るので好みのフォントを探して下さい。
フォントをそのまま eTrex に書き込んでも認識してくれないので xor します。
xor するソフト使用してコマンドプロンプトから
xor VL-PGothic-Regular.ttf 006-D0952-06.bin 0x76
で OK。
さっぱり訳が判らない人は勉強するか残念ですが諦めて下さい。

ここで得られた 006-D0952-06.bin を
Garmin/ExData/
にコピーします。

この時点で,お使いの GARMIN eTrex 30 は日本語を扱えるようになりました。
メニューが英語のままでも日本語のウェイポイントを日本語で表示してくれます。

こんなふうに(Waypointじゃないけど)














次にメニューの表記を日本語にする訳ですが,
なが~いデバック作業が待ち構えています。
覚悟はできたでしょうか?

各言語のメニュー用の定義ファイルは本体の
Garmin/Text/
にそれぞれ *******.gtt という名前で収められています。
簡単に言えばどれかひとつをパソコンにコピーして,内容を日本語で書き換え,最終的に Garmin/Text/ に
Japanese.gtt
という名前で書き込めばいいだけです。

gtt ファイルはプレーンテキストなのでパソコンのテキストエディタで編集できます。
読み込んでみればどこを書き換えればいいのか判ると思います。
デフォルト言語の英語は gtt として用意されていないので Spanish.gtt を編集しました。
ガーミンの言語選択メニューで "日本語" と表示させるには,gtt ファイルのヘッダ部分を下の画像と同じにしてください。

タグの扱いが面倒なので画像で失礼










後は地道に根気よく gtt ファイルの内容を書き換えるだけです。
tag と /tag の間ががどこで表示されるかの項目名で,
txt と /txt の間の文字列が実際に表示される内容です。
ですから txt と /txt の間を自分で判りやすい表記に書き換えます。
もし間違って tag と /tag の間の文字列を書き換えたりしても,その項目がデフォルト言語である英語で表示されるだけなので,ミスしても再起不能にはなりませんのでご心配なく。

ただし,そうなった時はどこの記述を間違えたのか探すのに苦労します。
エディタの検索・置換機能を駆使して探し当ててください。
こまめなバックアップが成功への鍵です。
それから, *******.gtt ファイルは全部で一万行を超えるテキストです。
項目名は 2,500項目を上回ります。

項目にはエラーメッセージなどの eTrex で表示されるデータ(座標や標高の数字)以外の全ての文字列が含まれます。
中には日本語にすると小さすぎて読み難くなるものも多く含まれます。
また英語のほうが直感的でスマートな表現になることもあります。
それらをどこまで日本語に書き換えるのかというのが編集者の腕の見せ所となるでしょう。

2,500項目の中には一度もお目にかからない物もあると思いますが,全て書き換えた後の達成感はなかなかのものです。
ま,気長にいきましょう。

日本語フォントを書き込む事で一部の地図で日本語表記してくれるようになります。
自分で作成した地図では今の所成功してないのですが,コーデックをうまく指定したりすれば何とかなるような気がします。
今後の研究課題ですねぇ。



改行をうまく制御しましょう














フリーの地図ですが日本語表示















駅名は POI から作ったマップデータですが何故か日本語で表示してくれます














6万色表示のディスプレイ















等高線もなかなか見やすい














2.40から即アップデート

GARMIN eTrex 30 購入







昔から GPS ロガーを使ってました。
車移動より公共機関・徒歩移動のほうが好きなので,旅行はもちろん,50km圏内なら買い物でもほとんど公共機関で行く。
どこかへ出かけるときは真っ先に公共機関での移動を念頭に計画を立てる。

だからかどうかは不明だけど,自分が何処にいてどこを歩いたのか非常に気になる。
気になるからログをとってたんだけど,ロガーだけでは物足りなくなってきた。
実に贅沢な悩みである。物欲にはキリが無い典型。

RoyalTek製 RGM-3800 は単純なロガーとして考えるとバツグンの性能だ。
GPS 電波の捕捉が早い。
メモリ内蔵量が多く,1秒間隔のログでも二週間くらい余裕で貯め続ける。
ログをとる間隔や,タイミング,種類,メモリフル時の動作などかなり細かく設定できる。
比較的安価(一万円位)
コンパクトサイズ,軽い。

ロガーの入門用としては十分以上の性能でだいたい満足していた。
以下の不満点を除けば。

電池がAAA(単四型)で入手は容易いが,持続時間が短い(約10時間)
小さなLEDひとつしかなく,動作状況が判りにくい。
ウェイポイントを登録できない。

どんなことでもステップアップする時期というものがあって,何かを続けていく以上いつかは,確実にその時期が訪れる。
そしてなにより仕事で GARMIN 社製 GPS レシーバーを使い始めたのが決定打。
業務使用では少々オーバースペックなハンディ GPSR を見ていると,使い倒したくてウズウズするのです。
そんな時,趣味人にはちょうどいいサイズの eTrex シリーズのニューモデル発売。
ロシアの GLONASS 対応で精度向上,バッテリライフも長く液晶も見やすいとくれば...
買ってしまいました。

ガーミンの門を叩く小僧に立ちはだかるのが日本語版の価格の壁。
めちゃくちゃ高価いじゃないか。
定価 299ドルなのに日本語版は 59,800円 って2.5倍(1ドル80円換算)ですか。
実売 249ドルで計算すれば3倍の価格差。
日本語化の手間とかライセンス料とかひいき目に見ても暴利。
納得できない。

そう,いやなら買うなって事ですヨ。
だから買わない。でも欲しい。
結果,輸入。送料・手数料込みで 25,000円チョイ。

GARMIN eTrex 30














ふぅ。

型番に「J」が付く正規品(っていうか代理店独自ローカライズ版)と違うのは,
*トラックデータを microSD に書き出せない。
*移動距離,時間などのデータを個別にリセットできない。
(* 2012/03/14 追記・2013/02/05 修正)
日本独自の誤差補正信号,俗に言う「みちびき」に対応してない。
日本語入力できない(同じ理由で日本語検索も不可)
メニュー表記に日本語の選択肢がない。
地図の表記に日本語を使用できない。
くらいか。どれも(私にとっては)どうでもいい事ばかり。
それに下二つは改善できるし。

現在二週間ほど使用してみたが,全く不満はない。
長くなったので NEW eTrex 30 のスペックは割愛するが,同じ eTrex の 10 や 20 で妥協するなら 30 を買ったほうが良い。
電子コンパスと気圧計は使用する都度,校正が必要で面倒に感じるかもしれないが,細かい事が気になる人ほど恩恵にあずかれる。

現在メニューを日本語化し,地図も日本語表示できる環境にしたので次回はそのあたりを紹介してみたいと思う。
日本語化すれば直感的に設定しやすくなる。
入力こそできないが PC との連携でカバーできる範囲。

日本語版の価格に辟易して購入を断念している人は World Wide 版の選択肢もあること,そして実用上まったく問題ないことを伝えておきます。

NERF 飛距離測定結果

とっても久方ぶりの更新。
以前告知した NERF の飛距離測定結果です。

条件
銃口を高さ 1.2m に固定して水平発射
使用した銃は全て NERF 純正
威力や飛距離に関係する改造は一切なし
シークレットストライクはポンピング5回で測定
使用した弾丸は純正品
10発づつ測定

測定した銃は
1.Marverick (Standard model)
2.Marverick (Old Clear model)
3.Marverick (New Clear model)
4.Marverick (Green Clear model)
5.Marverick (Gear up model)
6.Recon (Standerd model)
7.Recon (Gear up model)
8.Longshot
9.Longshot Barrel
10.Nite Finder
11.Nite Finder
12.Raider (Standerd model)
13.Raider (Clear model)
14.Secret Strike
15.Secret Strike
16.Reflex (Yellow model)
17.Barricade (Standerd model)
18.Barricade (Import model)
19.Spectre
20.Barrel Break (Standerd model)
21.Barrel Break (Import model)

全21丁

簡単に説明すると
1.何処にでも売ってる黄色いモデル,弾倉が大きく開くように改造
2.昔店舗限定で販売された黒箱クリアーモデル
3.黒箱の後に発売された新型クリアーモデル
4.水鉄砲みたいなクリアグリーンモデル
5.オレンジに黒ストライプのギアアップモデル
6.黄色リーコン CS-6
7.オレンジに黒ストライプのギアアップモデル
8.黄色いロングショット
9.黄色いロングショットのバレル部分
10.ナイトファインダー その1
11.ナイトファインダー その2
12.レイダー CS-35
13.レイダー CS-35 クリアモデル
14.シークレットストライク その1
15.シークレットストライク その2
16.ハンドガット 黄色モデル
17.オートバリケード トリガープル時にモータが始動するよう改造
18.オートバリケード 輸入品,ストック付
19.ボーンリボルヴ
20.バレルブレイク
21.バレルブレイク 輸入品

結果は全ての銃でほぼ 6m。
実際は 10cm 単位で測定してますし,10発撃てば 1m位は前後します…が,
はっきり言って銃の違いよりも弾丸のコンディションによる差が大きいです。
ですから正確な数値の発表は致しません。

弾に傷があったり曲がったりしていると,飛距離や弾道に顕著に影響します。
特にバレルが長いモデルはバレルの内壁に接触するようで,明らかに飛距離が短くなります。

友達と撃ち合って遊ぶのにはこの位が丁度いいですね。少し距離のある標的には若干上に向けて撃てば 10m 位ならギリギリとどきます。
結局の所,デザインで選んで問題ないって事です。
カラバリや取り回しの良さからマーベリックをオススメします。
次にボーンリボルヴ,ギミックが楽しいバレルブレイク。

好みのナーフでエアソフトガンを楽しんでください。