と,その前に現状の重さを確認しておきます。
反射で見づらいですけれど 47.98g です。
前オーナさんはテープを多用して補修しておりますので,テープを使わずに補修すると,どのように変化するのか見てみることにします。
テープといってもほぼセロファンテープなので重量増も考えられます。
補修箇所は
1.キャノピー割れ
2.バッテリホルダ割れ
3.メインモータ ESC 電源ライン断線
4.アンテナ線 被覆破断
5.4 in 1 レシーバケース破損
6.テールモータ周り
です。それと本体ではありませんけれど リポバッテリのひとつの電源ラインがちょっと長い(コネクタ交換したみたいです)のでこれも合わせて補修します。
先ずはキャノピーから
ノーズ部分は表からセロファンで補修していますね。
これを全て裏からプラリペアに置き換えます。
プラリペアの溶剤で塗装も一緒に溶けますので,なるべく塗装に付かないようにします。
黒いところは黒リペアで白いところは白リペアを使ったのであまり目立ちませんでした。
表の黒ビニテははがします。割れ目が見えますが,見た目の問題なので気にしません。
次はバッテリホルダです
こんな感じで左側が折れ,接着剤 -> 綿テープ -> セロテープ という補修でした。
これもプラリペアに置き換えます。
先ずはテープ類をはがし,糊を溶剤でふき取ります。
接着剤はカッターナイフで慎重に削り取ります
テープによる補修は簡単ですが,強度の不安とこの糊が嫌ですね。
接着剤は効力を失ってテープだけでくっついていました。プラプラ状態です。
そしてプラリペアで補修します。
この素材は相性があまりよくないみたいで僅かしか溶けません。
接着力に不安が残るのでグルッと一周プラリペアを塗りました。
補修後は指で押さえても折れる気配も見せません。
少々の墜落なら大丈夫でしょう。
次は ESC の電源ラインです
これは届いてすぐ動作確認したときは問題なかったのですが,バッテリコネクタを抜く時にスルっと外れました。どうやら断線しかけていたのにトドメを刺したようです。
透明の熱収縮チューブを少しだけ切って半田付けしなおし,露出部だけ再度熱収縮チューブで保護します。手持ちに透明がありませんので黒です。
熱収縮チューブは全部交換したほうが良かったかもしれません。
ついでなので一緒にリポバッテリとアンテナ線も修理しました。
4 in 1 のケースはレシーバにグルーガンで固定しました。
最後にテールモータ周りですが,電源ラインの半田と,モータの固定にテープを使用していました。
こんな感じです。
ビニテをはがしてみると,結構な半田です。おまけに青いラインは被覆も剥がれています。
モータを固定しているテープをはがすと案の定,モータがポロリと外れてしまいます。
電源ラインを短く調整して再半田しました。
黒い熱収縮チューブみたいなのは液体ゴムです。
これくらい細い線で強度が必要ない時は液体ゴムが楽ですね。
塗って乾けば OK です。ゴムなので絶縁も問題ありません。
ついでにテールモータも液体ゴムで固定します。
もし交換する場合でも,力を加えれば簡単にはがせます。
後も残らず綺麗です。
これで当面の補修終了です。
組み付けて一通り調整を済ませると,思った以上に素直に浮かんでくれました。
固定ピッチは Honey Bee シリーズで体験済みですが,
「4G3 よりスロットルレスポンスが遅いなぁ」
と,当たり前の事を考えながら,楽しくテストフライトしました。
室内なら 4#3 の方が遊びやすいですね。
補修に半日ほどかかりました。
4G3 の時と違ってすんなりふわっと浮いてくれたので感激です。
何度か墜落もしましたけど,補修箇所は今のところ大丈夫です。
補修後の重量はどうなったでしょうか?
46.64g
なんと 1.34g も軽くなりました。
半田量や配線を短くしたのが功を奏したようです。
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